山形鋳物の歴史
山形鋳物、銅町の歴史
いまからおよそ900年前、平安時代の康平年間に安部貞任宗任の乱平定のため源頼義が山形地方を転戦しました。その時従軍した鋳物師が、山形市内を流れる馬見ヶ崎川の土質が鋳物に最適であることを発見し、何人かがこの地に留まり山形鋳物の始まりとなりました。
慶長年間、山形領主となった最上義光の庇護をうけ、銅町と命名し、鋳物産地としての基礎がつくられました。
山形鋳物が全国に宣伝されたのは、当時山形は修験道で知られた出羽三山への参詣人が一夏一万にも及ぶという賑やかな門前町で、お土産として求めた仏具、日用品はおびただしい数にのぼりました。
こうして山形鋳物の名声は全国に広まりました。
昭和49年に国指定伝統的工芸品として第一次に指定されております